糖尿病になりやすい日本人 | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

糖尿病になりやすい日本人

現在日本では、国民病といわれるくらいに糖尿病の患者数が急増しています。

厚生労働省によると2007年に糖尿病もしくは糖尿病予備群とされるのは約2210万人にも及びます。

これは、成人の約6人に1人に相当します。

これだけ、人々の間に広まっているにもかかわらず、糖尿病に対して正しい知識を持つ人が少ないのは悲しむべきことです。

なぜなら、糖尿病は、症状に気付かないまま進行してしまうと合併症を引き起こし、危険な状態になることがあるからです。

しかし、その反面、早期発見・早期治療をすればほぼ完治した状態で普通の生活をおくることもできます。

ここでは、糖尿病全体の90%以上を占める2型糖尿病について紹介します。

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

まず気にするのは血糖値

血糖値ということばを聞いたことがある人は多いでしょう。

血糖値とは血液中の糖の濃度のことです。

食事をすると、健康な人でも血糖値は上がります。

それは、食べ物の糖質がブドウ糖になって、脳や全身の筋肉におくられるからです。

そうして、全身におくられたブドウ糖は私たちが活動するためのエネルギーになります。

エネルギーとして使われなかったブドウ糖は、肝臓や筋肉、脂肪に蓄えられるので、通常であれば食事のあと数時間が経過すれば、血糖値は正常値に保たれます。

しかし、糖尿病の人はいつまでたっても血糖値が下がらないので、高血糖状態が長期間継続してしまいます。

これは、血糖値を下げる働きをする唯一のホルモンである、インスリンが少なかったり効かなかったりするためです。

インスリンはすい臓にあるβ細胞から分泌されます。

使われなかったブドウ糖をグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄え、さらには中性脂肪として蓄える仕組みを「糖代謝」といいます。

糖代謝が正常に行われるためにはインスリンが不可欠なのです。

日本人と欧米人との違い

「日本人は糖尿病になりやすい」といわれますが、日本でこれほどまでに糖尿病が増加した理由には遺伝的な要素があると指摘されています。

日本を含む東アジアの民族はインスリンの分泌能力が欧米人に比べて低いのではないかといわれます。

それに加えて、日本人の食生活と生活スタイルの変化や、ストレス社会の影響が糖尿病発症をさらに加速させていると考えることもできます。

1983年に農林水産省は日本型食生活を提唱しています。

栄養過剰の現代では、動物性脂肪を控えることができて、カロリーも低い和食が再び注目されています。

糖尿病予防のためにも、米を中心とした一汁三菜の食事スタイルを心がけるようにしましょう。

糖尿病による様々な症状

糖尿病は自覚症状がないままに進行することが多いという特徴があります。

これが大きな問題で、本人も気づかないままに病気が進行すると、ある日突然、合併症が現れるということがあります。

合併症は日常生活に重大な支障をきたすことがありますので、こうした症状が現れる前のなるべく早いうちに、糖尿病に気付くことがとても重要です。

糖尿病の症状の代表的なものは、4つです。

一つ目は食べても痩せてくることです。

ブドウ糖が細胞に取り込まれないために、食欲があり、沢山食べているにもかかわらずからだは常にエネルギー不足に陥っている状態です。

二つ目は体がだるく疲れやすいことです。

これも、ブドウ糖がうまくエネルギーに還元されないためにエネルギー不足になっている状態です。

三つめは、尿が頻繁に出て、その量も多いことです。

ブドウ糖の濃度が高くなると、尿が増加することによってこうした症状があらわれます。

四つ目は、異常に喉が渇くことです。

多尿のために水分が失われて、からだが常に水分を求めるようになります。

こうした自覚症状がある場合には、直ぐに病院で検査を受けましょう。

病院の検査では、血液検査を行い、血糖値を調べることができます。

血糖値には「空腹時血糖値」「ブドウ糖負荷後血糖値2時間値」「随時血糖値」の3種類があります。

こうした検査を数回行って、糖尿病かどうかを判断します。

しかし、血糖値が基準より高くなっていたとしても、ほとんど症状が出ないこともあり、その場合に自分で気付くことは困難です。

糖尿病の早期発見にはからだの不調に注意を払うとともに、定期的な血糖値や尿糖の検査もできればしておくほうが良いでしょう。

まとめ

□ 日本を含む東アジアの民族はインスリンの分泌能力が欧米人に比べて低いのではないかといわれている

□ 欧米化している食生活と生活スタイルの変化や、ストレス社会の影響が糖尿病発症をさらに加速させていると考えられる

□ 糖尿病予防のためにも、米を中心とした一汁三菜の食事スタイルを心がけるようにする

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