肥満と糖尿病の深い関係 | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

肥満と糖尿病の深い関係

肥満の増加に比例するように糖尿病が急増しています。

ここからもわかるように、両者に深い関係があることはよく言われていることです。

飽食の時代にあって、飲み過ぎや食べ過ぎによる肥満が糖尿病発症の大きな要因のひとつになっています。

糖尿病は高血糖状態が長く続いて、全身の機能を低下させていく病気です。

糖尿病の検査では、血液中の糖の濃度をあらわす血糖値をはかることが一般的に行われています。

血糖値は、mg/dlで表され、健康な人であれば70~100mg/dlの間で保たれます。

しかし、糖尿病の場合には血糖値を通常の値に保つことができなくなっているのです。

これは、血糖値を下げる働きをするホルモンのインスリンがすい臓から少ししか分泌されていないか、もしくはインスリンが分泌されていても、それが効かなくなっているためと考えられます。

肥満は、こうしたインスリンの働きを弱めてしまうのです。

糖尿病に関わる肥満の種類

肥満には皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満があります。

皮下脂肪型は、お尻や太ももに脂肪がつき、内臓脂肪型はお腹に脂肪がつきます。

前者は女性に多く、後者は男性に多いという特徴がありますが、糖尿病の原因になりやすいのは後者の内臓脂肪型肥満の方です。

内臓脂肪が増えると、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り込ませるホルモンであるインスリンの働きを低下させ、ブドウ糖の代謝を妨げてしまうからです。

内臓脂肪の過剰な蓄積は糖尿病だけでなく、高血圧や脂質異常症も発症させ、やがては動脈硬化による脳卒中や心臓病を招くこともあります。

肥満の判定基準としてBMIがあります。

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めることができます。

判定基準は、18.5未満は「やせ」、18.5以上25未満は「普通」、25以上は「肥満」となります。

ただし、BMI25以下であっても男性の場合にはおへその高さの腹囲が85cm、女性の場合にはおへその高さの腹囲が90cm以上だと内臓脂肪型肥満の危険性があるので注意しましょう。

「肥満は万病のもと」といいますが、今現在は体調に変化がなかったとしても、将来的にさまざまな病気と結ぶつきやすいので食生活の見直しをすると良いです。

厚生労働省の「国民栄養調査」によると、1人1日当たりのエネルギーは昭和30年からそれほど変化していないにもかかわらず、脂質は当時の約3倍にもなっています。

おそらく、肉料理や加工食品、スナック菓子の増加が脂質のとり過ぎの原因でしょう。

米を中心とした、一汁三菜の和食スタイルが見直されています。

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

肥満によって引き起こされる様々な症状

肥満が気になる人にとって、糖尿病の症状も気になりますね。

糖尿病は早く気づいて治療すれば、健康な人とさほど変わりない生活ができるので、それほど怖い病気ではありません。

ただし、症状に気付かないまま進行してしまうと、合併症が起こり厄介な病気にもなります。

糖尿病の症状として、ここでは6つを紹介します。

(1)尿の量が増える

高血糖状態が続くと尿の中に糖が排出されますが、これを尿糖といいます。

糖の排出には多くの水分が必要とされるため、尿の量が増加するのです。

ちなみに、尿糖は血糖値が170mg/dl以上になるとみられるようになります。

(2)喉が渇く

尿の量が増えるので、体内の水分が失われて脱水症状となり、異常なほどの喉の渇きを感じるようになります。

舌が渇くような感覚で、常に水を飲まないと落ち着きません。

ときには、夜中に喉が渇いて目が覚めるということもあります。

(3)だるくて疲れやすい

ゆっくり休んでも疲れがとれない等の倦怠感を感じることがあります。

これは、ブドウ糖がエネルギーに還元できていないために感じる疲れです。

(4)食欲

食欲があるのは良いことのように思いますが、糖尿病の場合には異常なほどの食欲が特徴です。

いくら食べても満足感がない、甘いものが常に欲しくなるといったような症状には注意が必要です。

 

(5)やせてくる

糖尿病の場合には食欲もあって食べているにもかかわらず、痩せてきます。

ブドウ糖の利用が十分にできないので、中性脂肪がエネルギーとして使われるようになるためです。

しかし、この場合の痩せてくるというのは健康的な痩せ方ではなく、筋肉が落ちていく状態です。

 

(6)昏睡を起こす

これは、症状が進行した場合ですが、意識の異常や昏睡を起こします。

上記のように中性脂肪が体内で燃焼されると、ケトン体という物質がうまれます。

ケトン体は酸性なので、これが血液中に増えると血液が酸性に傾き、結果的にさまざまな臓器の働きが低下していきます。

この状態は糖尿病ケトアシドーシス(糖尿病性昏睡)といわれ、命にかかわる危険な状態です。

糖尿病は症状が進行する前に治療を開始することが何より重要です。

気になる自覚症状がある人は、病院で検査を受けましょう。

また、自覚症状がなくても定期健診を行うことは、糖尿病予防に有効です。

まとめ

□ 肥満には皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満があり、皮下脂肪型はお尻や太ももに脂肪がつき、内臓脂肪型はお腹に脂肪がつく

□ 内臓脂肪が増えると、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り込ませるホルモンであるインスリンの働きを低下させて糖尿病を発症させる

□ 男性の場合にはおへその高さの腹囲が85cm、女性の場合には腹囲が90cm以上だと内臓脂肪型肥満の危険性があるので注意しましょう

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