糖尿合併症の検査とは? | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

糖尿合併症の検査とは?

糖尿病になってしまった場合、気を付けなければならないのが合併症です。

糖尿病は初期の段階であれば、運動療法と食事療法のみで治療できますが、進行して合併症が起こってからだと治療に時間もかかって大変です。

血液中のブドウ糖をエネルギーに変えて、私たちは活動していますが糖尿病の人の場合にはインスリンがうまく機能していないためにそれができません。

結果、血液中に糖がたまってしまうということになります。

血液中にブドウ糖が増えると、毛細血管等の血管が傷つきやすくなります。

「神経障害」「網膜症」「腎症」は三大糖尿病といわれ、糖尿合併症の代表的なものとして知られています。

三大合併症も上記のようなメカニズムで腎臓や網膜周辺の細小血管が傷つくことによって引き起こされる疾患の数々です。

「動脈硬化」も同じような合併症のひとつですが、この疾患は大きな血管が痛んでくることによって発症するという点で三大合併症とは少し異なります。

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定期健診は欠かさず受けましょう

重症化する前に気付いて治療したい合併症ですが、自覚症状がほとんどないため気付くことが難しいのが現実です。

それゆえに、定期的な検査が合併症予防には不可欠といえるでしょう。

ここでは、合併症を調べる検査をいくつか紹介します。

神経障害は、糖尿病発症から5年ほどで起こることが多く、手足のしびれや痛み、熱さや冷たさを感じなくなるといった症状があります。

こうした神経障害を調べるために、家庭でもできる簡単な検査があります。

「アキレス腱反射検査」といわれ、ハンマー状の器具でアキレス腱を軽くたたいてその反射をみて判断する方法です。

1.アキレス腱反射検査の具体的な手順は、まず、膝を直角に曲げて椅子に乗り、椅子の上に膝で立つ状態にしてから、くるぶしから先を椅子からはみ出させます。

この時の足の向きは、検査しやすいようにアキレス腱が上になるようにしてください。

2.次に、全身の力を抜いてからアキレス腱の部分を、身近な人に軽くたたいてもらいましょう。

健康な人であればたたかれると同時に足が跳ね上がる反応を示します。

もし、そのような反応がなければ神経障害がはじまっている可能性があります。

この他にも、「振動覚検査」といって振動させた音叉をくるぶしに当てて振動が感じられる時間をはかるものや、「知覚検査」といって先のとがったものでつつくと痛みを感じるか否かで判断するものもあります。

網膜症は網膜の毛細血管が破れて出血が起きたり、むくみが起きたりするものです。

進行すると、網膜剥離を起こし失明することもあります。

糖尿病の発症から5~10年ほどでおこり、「単純網膜症」「増殖前網膜症」「増殖網膜症」の順で進行します。

目の状況を知るためには定期的な検診しかありません。

眼底検査といって、眼底にある血管はじかに観察することができ、網膜症のみならず動脈硬化や高血圧についての異常も確認することができます。

検査の頻度は、糖尿病網膜症をすでに発症している場合には3~6カ月に1回程度、網膜症がない場合であっても1年に1回程度は検査するようにしましょう。

腎症は高血糖によって腎臓の糸球体が侵されていくものです。

腎臓は血液中の老廃物をからだの外に出し、逆に必要なものをとり入れる働きをしてくれます。

糸球体はそうした際の、フィルターの役割を果たしています。

糸球体の働きが低下すると尿にたんぱくが混ざるようになるので、腎症の場合は「尿中微量アルブミン検査」で発見することができます。

腎症の早期発見のためには、尿の定期検査が有効です。

尿に大量のたんぱくがみられるような場合には、血清中の「アルブミン」「尿素窒素」「クレアチニン」等の検査も必要になってきます。

しっかりとした知識があれば      セルフチェックも可能

以上のように合併症の検査には家庭で簡単にできるものもありますが、基本的には病院での定期的な検査が欠かせません。

前にも書きましたが、糖尿病や合併症は初期段階では自覚症状がほとんどないことが大きな問題です。

糖尿病患者は年々増加しており、もはや成人の約6人に1人は糖尿病もしくは糖尿病予備群ともいわれていますが、そのうち治療を受けている人は約半数ともいいます。

また、糖尿病患者の中で1年間に16000人以上が人工透析、3500人以上が失明、3000人以上が下肢切断に至っているとの報告もあります。

糖尿病とその合併症の怖さを知って、定期的な検査や自己管理、自分でできるセルフチェック等を怠らないようにしましょう。

まとめ

□ 重症化する前に治療したい合併症ですが、自覚症状がほとんどないため気付くことが難しいのが現実

□ 神経障害は、糖尿病発症から5年ほどで起こることが多く、手足のしびれや痛み、熱さや冷たさを感じなくなるといった症状がある

□ 自覚症状がほとんどないので基本的には病院での定期的な検査が欠かさない

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