糖尿病で起きるさまざまな感染症と白内障 | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

糖尿病で起きるさまざまな感染症と白内障

高カロリー、高脂肪の豊か過ぎる食事によって、日本でも糖尿病患者数が増加しています。

近年は、男性だけでなく女性や子供にもみられるようになってきていることも注目されています。

糖尿病は高血糖状態が続くことによって全身に悪影響を及ぼす病気で、「高血糖により全身が侵されていく」と表現してもいいかもしれません。

高血糖は血管に負担がいくことから動脈硬化につながりやすく、その他にも腎症、網膜症、神経障害等が糖尿合併症としてよく知られています。

しかし、合併症はその他にもたくさんあります。

例えば、水虫やたむしといった感染症も糖尿合併症のひとつです。

糖尿病とはまったく関係がないようにも思えますが、高血糖は白血球の働きを弱めるために殺菌力も弱まり、感染症が起こりやすくなります。

こうした皮膚感染症の感染率は、糖尿病でない人の約2倍といわれています。

皮膚感染症は、真菌症と細菌感染症に分けることができます。

真菌とはカビの一種で、皮膚にかゆみをもたらすカンジダ症が真菌症に分類されます。

前に紹介した、水虫やたむしも同じ真菌症で、糖尿病患者の20~30%にこれらの症状がみられるといわれます。

治療には皮膚を清潔に保ち、医者に処方してもらう抗真菌の薬を使います。

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

感染症は目に見えるものだけではない

膀胱や腎臓に感染を起こす、細菌感染症にあたるものが尿路感染症です。

膀胱炎や腎盂炎、腎盂腎炎等がこれにあたります。

尿路感染症は女性の患者に多い病気ですが、男性であっても糖尿病になってからの期間が長い場合には発症する可能性もあります。

膀胱炎になると、排尿時に痛みを感じ、これを放置しておくと腎盂炎、腎盂腎炎を起こします。

腰痛や発熱がある場合にはすでに腎盂炎、腎盂腎炎を発症しているかもしれません。

このような尿路感染症は尿の中の白血球の数を調べる尿検査をすることで比較的早期に発見が可能です。

治療には抗生物質を使います。

血行が悪く細菌が付きやすい口の中は虫歯や歯槽膿漏になりやすいので、口腔内感染症にも注意が必要です。

口腔内感染症は病気そのものに加えて、血糖コントロールを妨げる原因にもなることがあります。

口の中の痛みはそれだけでストレスになり、ストレスは血糖値を上昇させる大きな要因の一つだからです。

予防には歯磨きを丁寧にかつ頻繁に行うことです。

毎食後の歯ブラシはもちろん、就寝前にも行って、1日4回のブラッシングを心がけてください。

特に、歯茎と歯の間は入念に行います。

手が届きづらい場合には、糸ようじを使ってもいいと思います。

こうしたセルフケアだけではとれない汚れもありますから、半年に1回くらいのペースで歯医者で歯石の除去をするのがおすすめです。

歯槽膿漏になってしまった場合には、すぐに歯医者に診てもらいましょう。

その際には糖尿病であることを歯医者に伝えたうえで適切な処置をしていきます。

糖尿病による白内障と通常の白内障の違い

糖尿病は白内障の進行も早めます。

白内障は目のレンズにあたる部分の水晶体が白く濁って、視力が低下する病気です。

ただし、白内障は老化現象の一種で、老化によって誰にでも起こりうるものでもあるので、白内障が糖尿病によるものか老化によるものかの判断がつきにくい場合もあります。

両者の違いは、普通の白内障では水晶体の端の方から濁ってくるので初期段階では視力低下は見られません。

一方、糖尿病の白内障の場合には水晶体の中心部から濁りがみられるので早くからまぶしさや見えにくさを感じるようになります。

こうした、白内障の治療は近年非常に進歩しており、手術によって視力を取り戻すことも可能です。

ただし、手術後も血糖コントロールは必要ですので食事療法や運動療法等の自己管理は引き続き、コツコツと行いましょう。

糖尿病は期間が経てば治る病気ではないので、一度なると一生の付き合いになります。

長い期間かけて治療していくうえで、信頼できる医者を見つけることはとても大事なポイントです。

また、糖尿病の医者だけでなく、歯医者や眼科、管理栄養士などとの連携も必要になってきます。

そうしたさまざまなことを考慮して、通いやすい場所で相談しやすい医者がいる病院を選択しましょう。

まとめ

□ 水虫やたむしといった感染症も糖尿合併症のひとつ

□ 膀胱や腎臓に感染を起こす、細菌感染症にあたるものが尿路感染症

□ 糖尿病は白内障の進行も早めます
  白内障は目のレンズにあたる部分の水晶体が白く濁って、視力が低下する病気です

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

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