糖尿病で怖いのは合併症?全身に及ぶ神経障害 | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

糖尿病で怖いのは合併症?全身に及ぶ神経障害

糖尿病は、高血糖状態が続く病気ですが、早期発見・早期治療をすれば運動療法と食事療法でほぼ完治できる病気です。

糖尿病が怖いといわれるのは、自覚症状のなさから放置してしまい合併症が生じることが多いからです。

厚生労働省の調査によると平成24年に糖尿病有病者は約950万人、糖尿病予備群の人は約1100万人と推計され、全国で約2050万人の人が糖尿病もしくは糖尿病予備群であることがわかります。

しかし、その中で現在治療を受けている人の割合は男性65.9%、女性64.3%でした。

糖尿病を放置してしまっている人が、今現在も多くいることは大きな問題です。

2006年から国連で11月14日を世界糖尿病デーと決め、糖尿病の予防、治療、啓蒙に関するイベントが各地で行われています。

国民病になっている糖尿病をまずは、私たちが知ることが、糖尿病の予防には有効なのではないかと思います。

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

ここでは、糖尿病の合併症を中心に書いています。

糖尿合併症といわれるものはたくさんあります。

その中でも、神経障害の性質や予防法についてみていきましょう。

神経障害は糖尿病合併症のうち最もよく見られるもので、糖尿病発症から比較的早い時期の、5年ほどで起こるといわれています。

神経には脳と脊椎からなる中枢神経と、中枢神経から枝分かれしている末梢神経に分類することができます。

神経障害の場合には末梢神経に障害があらわれることが多いのが特徴です。

高血糖が続くとたんぱく質の糖化によって、末梢神経そのものとその神経が調節している臓器に不調が生じるのです。

糖尿病神経障害は糖尿病患者の約3分の1の人にあらわれるといわれています。

足のしびれや痛み等の知覚障害は知覚神経が冒されて足先に針で刺されたような痛みを伴います。

糖尿病で侵されやすいのは長い神経細胞であるため、神経障害がいちばんでやすいのがひざ下の末梢神経なのです。

電気が走るようなピリピリとした痛みを生じることもあります。

逆に、痛みに対する感覚が鈍くなったり感じなくなったりすることもあります。

しかし、こうした足のしびれや痛みのすべてが糖尿病からくる神経障害であるとはいえません。

医者でさえもその判断に迷うことがあるくらいです。

おかしいなと感じたときは、整形外科で診断を受けましょう。

治療法は血糖コントロールが何より大切です。

良好な血糖値を保てれば半年から1年ほどで、知覚異常は改善していきます。

痛みがつらいときにはその箇所を少しもんだり、保温したりすることで一時的に改善されることがありますが、あくまでも対症療法でしかないので、きちんと医者に相談して治療を続けていくことが基本です。

神経障害がひどくなると胃の運動が低下します。

これは、胃無力症といわれます。

胃無力症は血糖コントロールを乱す原因になります。

胃無力症に自分で気付くことは難しいですが、食後に吐き気や胸やけがあるときには医者に相談するようにしましょう。

また、下痢や便秘を起こすこともあります。

知覚障害と同じく、便秘や、下痢といった症状にも個人差があって食生活や体質も関係してくるので、糖尿病からくる神経障害によるものかどうかの判断は難しいです。

治療には、便秘の場合には便秘薬を、下痢の場合には下痢止めの薬を使います。

自律神経障害にはこれらの他にも、膀胱障害勃起障害があります。

膀胱障害の対策には水をちょくちょく飲んで、頻繁に排尿をするように心がけることです。

最低、1日4~5回、行きたくなくても行くようにして規則的な排尿を促し、残尿がないようにしましょう。

勃起障害は軽いものであれば、血糖コントロールで治すことができます。

深刻な場合には泌尿器科専門医からバイアグラを処方してもらうことも可能です。

詳しくは主治医に相談しましょう。

異常な汗や立ちくらみも神経障害のあらわれかもしれません。

立ちくらみは起立性低血圧といって、自律神経が麻痺しているため血圧の調整がうまくできなくておこるものです。

治療法としては、急激な血糖変化を起こさないようにすることと、脱水を起こさないようにすることです。

以上の神経障害の数々をみてくると、血糖コントロールがいかに重要かがわかってきます。

血糖コントロールは、主治医の指導のもとに行われますが、自分が主体となって行わなければ実現しません。

日々の積み重ねが大事ということを肝に銘じて、こつこつ続けるようにしましょう。

まとめ

□ 神経障害は糖尿病合併症のうち最もよく見られるもので、糖尿病発症から比較的早い時期の、5年ほどで起こるといわれてる

□ 糖尿病神経障害は糖尿病患者の約3分の1の人にあらわれるといわれている

□ 神経障害がひどくなると胃の運動が低下し血糖コントロールを乱す原因になる

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