糖尿病の怖さとは? 「しめじ」と「えのき」について知る | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

糖尿病の怖さとは? 「しめじ」と「えのき」について知る

生活習慣病の一つに数えられる糖尿病ですが、日本国内で糖尿病または糖尿病の疑いが濃厚な人は約950万人、境界型と呼ばれる糖尿病予備群の人は約2000万人にも上るそうです。

糖尿病の怖さはそれ自身にではなく、あらゆる合併症にあります。

ここでは代表的な合併症についてお話します。

糖尿病の原因は?

そもそも、糖尿病にはなぜなるのでしょう。

糖尿病には大きく分けて1型糖尿病と、2型糖尿病があります。

一概には言えませんが、1型糖尿病は子どもや若年層に多く発症すると言われています。

これはインスリン欠乏タイプの糖尿病で、ライフスタイルに問題があって発症するわけではありません。

ウイルス感染などによって膵臓の免疫機能が異常をきたし、インスリンを生成できない体にしてしまうために、血糖値が上がります。

もう一つの2型糖尿病ですが、一般的に糖尿病と言われるものはこちらで、糖尿病患者の10人に1人が2型と言われています。

40代を過ぎてから発症することが多く、ライフスタイルが大きく影響しているものと考えられています。

こちらの糖尿病は、運動不足や肥満、高血圧などが原因に挙げられますが、遺伝的な要因もあり、同じ生活をしていても

糖尿病になりにくい人となりやすい人がいます。

親や親せきに糖尿病患者がいるからといって必ず発症するとは限りませんが、なりやすい体質かもしれない、ということは意識した方がいいでしょう。

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

合併症の「しめじ」って?

糖尿病は、血管の病気です。

血管は私たちの体のすみずみまで張り巡らされていて、心臓のポンプが血液を送り出し、血管を通して循環させています。

その血液に問題がある(この場合は血糖値が高い)ので、体のいたる箇所に支障をきたすことになるわけです。

全身の抹消にある細小血管の太さは、0.3mm以下ととても細い血管です。

高血糖が続くとどんな太さの血管でも傷つきますが、特に細い血管はダメージを受けやすく、深刻な合併症を引き起こします。

多くの糖尿病患者が悩まされる三大合併症は、細小血管が集まっている神経、目、腎臓に起こる、神経障害、網膜症、腎症です。

この、神経の「し」、目の「め」、腎臓の「じ」を取り、細小血管が障害されて起こる合併症を、糖尿病の「しめじ」と呼びます。

糖尿病と診断されて、まず心配される合併症は、この「しめじ」です。

もちろん個人差がありますが、一般的に高血糖の状態が5年くらい続くと手足のしびれなどが起こるようになり、

7~8年続くと眼底出血が起こるようになります。これが進むと、失明の恐れもあります。

10~15年くらい続くと腎臓に障害が出始めます。進行すると、人工透析が必要となります。

合併症の「えのき」とは?

「しめじ」は細小血管が障害されて起こる合併症ですが、これに対して太い血管が障害されて起こる合併症は「えのき」と呼ばれます。

体の中で最も太い血管は心臓から出ている血管で、500円硬貨の直径とほぼ同じ太さです。

心臓に血行障害が起こると、狭心症や心筋梗塞が引き起こされる原因となります。

他に、脳や脚にも太い血管が通っていますが、脳の血行障害で心配されるのは脳梗塞です。

脚に血行障害や神経障害が起こると、それが原因で壊疽が起こり、切断に至ることもあります。

壊疽(えそ)の「え」、脳梗塞の「の」、狭心症の「き」を取り、糖尿病の「えのき」と呼ばれるのです。

健康な人に比べて糖尿病の人が狭心症や心筋梗塞、脳梗塞を起こす確率は約2~3倍と言われています。

他にも、糖尿病の人が認知症を起こすリスクは健康な人に比べて約2倍、がんは約1.2倍というデータがあります。

また、免疫機能が低下するので、風邪をひきやすくなったり、インフルエンザや肺炎などの感染症にもかかりやすくなります。

歯周病も広い意味での感染症です。健康な時は気にならない程度だった歯周病も、免疫力の低下によって悪化する場合もあります。

血液は例外なく体中をめぐっています。そのため、血液の病気といわれる糖尿病の合併症も、例外なく体の様々な箇所で発症するのです。

まとめ

□ 多くの糖尿病患者が悩まされる三大合併症は、細小血管が集まっている神経、目、腎臓に起こる、神経障害、網膜症、腎症です
  神経の「し」、目の「め」、腎臓の「じ」を取り、細小血管が障害されて起こる合併症を、糖尿病の「しめじ」と呼びます

□ 脳の血行障害で心配されるのは脳梗塞です。脚に血行障害や神経障害が起こると、それが原因で壊疽が起こり、切断に至ることもあります
 壊疽(えそ)の「え」、脳梗塞の「の」、狭心症の「き」を取り、糖尿病の「えのき」と呼びます

□ 糖尿病の人が認知症を起こすリスクは健康な人に比べて約2倍、がんは約1.2倍

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