その高血糖、見逃していませんか? 食後血糖値を知ろう | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

その高血糖、見逃していませんか? 食後血糖値を知ろう

糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が、常に高い人のことをいいます。

ですが、早期糖尿病患者や境界型と呼ばれる糖尿病予備群の人では、しばしば空腹時の血糖値は正常域である場合があります。

この空腹時血糖値だけを鵜呑みにして改善に向かっていると考えると、思いもよらぬ合併症を発症する危険があります。

では、「空腹時血糖値」「食後血糖値」とは一体どのようなものなのでしょうか。

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なぜ糖尿病になるの?

糖尿病は大きく分けて1型糖尿病と2型糖尿病の二つのタイプに分けられますが、

一般的に「糖尿病」と呼ばれるのは2型糖尿病です。

この2型糖尿病は、血糖値を下げるはたらきを持つインスリンが効きにくくなる病気です。

インスリンが効かず高血糖が続くと、血管が傷つくばかりでなく血液の行きわたっている箇所、すなわち全身に障害が起こり、合併症の発症に至ります。

インスリンが効きにくい体になる原因は、確実にこれと断定することはまだできませんが、運動不足、肥満、暴飲暴食などが挙げられます。

遺伝的な原因も否定できないので、家族に糖尿病患者がいる場合は特に注意が必要です。

糖尿病かもしれない、と疑いがもたれるのは、おそらく健康診断で行われる血液検査または尿検査によることがほとんどでしょう。

なぜなら、糖尿病はかなり進行しないと自覚症状が現れないからです。

そのため、糖尿病疑い、と診断されても、放っておく人も少なくありません。

自覚症状がないので、生活習慣の改善といっても何から始めたらよいのかわからない、というのも事実です。

まずは、確定診断をしに病院へ行くことです。

確定診断はどのようにするの?

糖尿病の確定診断は、まず空腹時血糖値を測ります。

この時、血糖値とヘモグロビンA1c(過去1~2カ月間の血糖値の平均を示す)が正常に近ければ生活習慣を見直してから2~3カ月後に再検査します。

もし空腹時での血糖値とヘモグロビンA1cも高ければ、糖尿病型と診断されます。

さらに正確な診断をするには、75gブドウ糖負荷試験が必要です。

75gのブドウ糖を飲んだ後に、一定間隔で血糖値やインスリン値を測定して、どのくらい進行しているか、どのタイプの糖尿病かを診断します。

血糖値は、食前と食後でも大きく変化し、食事量や運動量でも変化しやすいので、それらも鑑みて診断を下します。

見逃されがちな「食後高血糖」

人はだれでも、空腹時は血糖値が低く、食後は高くなります。

これは、食事をすることでブドウ糖が体内に入るからです。

正常型の人の場合、インスリンが作用してブドウ糖をエネルギーに変えるので、食後2時間くらいで血糖値は正常値に下がります。

しかし、糖尿病型や境界型の人の場合、時間が経っても血糖値が低下せず高い数値が続くことがあります。

このような状態を「食後高血糖」といい、インスリンの分泌量が少なかったり、

分泌のタイミングが遅いために高血糖が続くのではないかと考えられています。

このような、血糖値を正常に戻すはたらきが非常に弱い状態を、「耐糖能異常」といい、動脈硬化を促し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが上がります。

まだ「境界型」と診断されていても、食後高血糖だと合併症のリスクは「糖尿病型」と同じレベルに上がるので注意が必要です。

確定診断の際に空腹時血糖値の数値だけに着目してしまうと、糖尿病であることを見逃して知らぬ間に進行させてしまうおそれがあります。

食後血糖値を急激に上げない工夫を!

食後高血糖を防ぐための第一歩は、やはり食事療法でしょう。

野菜やキノコ、海藻は、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。

逆に、炭水化物は血糖値を上げます。

だからといって、お米や小麦類を食べてはいけないということではありません。

食べる順番が重要になります。

野菜→炭水化物の順に食べると血糖値の上昇がゆるやかになり、炭水化物→野菜の順だと急激になるというデータがあります。

野菜をたっぷり食べてから他の物、と順番を決めると、カロリーの低いものでお腹がいっぱいになるので、肥満の解消にもつながります。

また、運動をするとそれだけエネルギー消費をするので、血糖値の速やかな低下が期待できます。

健康診断で「糖尿病疑い」とされたら、自覚症状がないからといって軽視せず、信頼できる病院で確定診断を受けることをおすすめします。

まとめ

□ 一般的に「糖尿病」と呼ばれるのは2型糖尿病は、血糖値を下げるはたらきを持つインスリンが効きにくくなる病気

□ 糖尿病型や境界型の人の場合、時間が経っても血糖値が低下せず高い数値が続くことがあり、このような状態を「食後高血糖」という

□ 食後高血糖を防ぐための第一歩は、食事療法。血糖値をあげる炭水化物を避け、血糖値の上昇を緩やかにする野菜やキノコ、海藻を食べる

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