もう一つの糖尿病 1型糖尿病とは? | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

もう一つの糖尿病 1型糖尿病とは?

糖尿病には大きく分けて1型糖尿病と2型糖尿病の二つがあることはご存知でしょうか。

ここではその違いについて述べていきたいと思います。

1型と2型の違いって?

一般的に「糖尿病」と呼ばれるのは2型糖尿病です。

糖尿病患者の10人中9人がこちらのタイプといわれており、暴飲暴食、肥満、運動不足などの生活習慣がその原因に大きく関係します。

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖値)が通常よりも慢性的に高くなる病気です。

通常ですと、血糖値が上がるとインスリンというホルモン物質のはたらきによって、血液中のブドウ糖は細胞へと移行されます。

そうすることで血糖値が減り、ブドウ糖はエネルギーへと還元されます。

2型糖尿病の場合、このインスリン分泌は正常に行われている、または通常より分泌量は減っているにしても、分泌はされています。

しかしそのインスリンが脂肪酸などの物質によって妨げられ、うまく作用しないことで血糖値が上がってしまいます。

2型糖尿病の場合、完治は難しくても初期であれば生活習慣の改善で血糖値を下げることも可能です。

これに対して1型糖尿病というのは、インスリン分泌をしなくなってしまう病気です。

血糖値を下げるために必要なホルモン物質が生成されないのですから、血糖値は下がらずに上がりっぱなしになってしまいます。

それだけでなく、摂取したブドウ糖がエネルギーに還元されないために、体力が回復せずに疲れがひどくなります。

インスリン分泌がまったくされていないか、それともされていても作用していないかが、1型糖尿病と2型糖尿病の大きな違いです。

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

1型糖尿病はウイルス感染が原因の場合もある

血糖値を下げるために欠かせないインスリンですが、このホルモン物質は膵臓で分泌されます。

症状は突然現れることが多く、いつも疲れている、のどの渇き、頻尿、体重の急激な減少、などが現れます。

1型糖尿病発症の原因は、ウイルス感染などの何かによって免疫機能が異常をきたし、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞を破壊してしまうことにあります。

β細胞が壊されてしまうと、インスリンがほとんど、またはまったく分泌されなくなってしまい、高血糖となります。

しかし、なぜ免疫異常が起こるのか、ウイルス感染だとしたらどのようなウイルスなのか、体質は関係するのか、など、正確なところは未だ解明中で、はっきりとはしません。

1型糖尿病患者の数は、全体の1割にも満たないほど少数ですが、圧倒的に若年層や子どもに発症率の高い病気です。

1型糖尿病を発症すると、インスリン治療が必要不可欠

糖尿病治療というと、まずは食事療法や運動療法が挙げられます。

2型糖尿病ではこれらの治療法は非常に有効で、薬物治療に移行するとしても並行して続けなければならない治療法です。

しかし1型糖尿病ではインスリン治療は必要不可欠です。

理由は前述したとおり、インスリン分泌が行われないので、注射をして補給する必要があるからです。

インスリン療法の目的は、インスリンを補給して血糖値を下げることにあります。

しかしタイミングや量を間違えると効果が現れなかったり、逆に低血糖のリスクがあります。

健康な人のインスリン分泌パターンをなぞるようにインスリン注射を行うことが、理想的なインスリン療法です。

2015年にインスリンポンプ(薬物治療に使われる、インスリンを皮下に24時間自動的に注入する携帯型の機器)のはたらきを併せ持った持続グルコース測定器という血糖測定器が登場しました。

この測定器を使えば今現在の血糖値を確認し、適切なインスリン量を注入することが可能となります。

将来的には測定値と連動して、インスリンが自動的に注入されるような装置も登場の予定です。

何らかの理由でインスリン療法が行えない場合、適切な処置がされないと1型糖尿病の人は高血糖のため速いと1日で死に至る場合もあるそうです。

この事からも、インスリン治療がいかに重要なものかがうかがい知れます。

まとめ

□ 1型糖尿病というのは、インスリン分泌をしなくなってしまう病気

□ 1型糖尿病発症の原因は、ウイルス感染などの何かによって免疫機能が異常をきたし、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞を破壊してしまうことにあります

□ 1型糖尿病ではインスリン分泌が行われないので、注射をして補給するインスリン治療は必要不可欠

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です