糖尿病は薬でも予防できる! | 糖尿病とは?症状から予防(食事、運動)について知る

糖尿病は薬でも予防できる!

糖尿病予防には食生活や運動不足の改善が効果的

糖尿病のなかでも、1型糖尿病は遺伝や体質などがその原因となっており、発症も突然でいまだに具体的な予防策が確立されていません。

ですが、生活習慣の乱れなどがその原因である2型糖尿病は、日頃のストレスや栄養の偏った食事、運動不足がその原因であることがあきらかになっていますので、そういった生活習慣をあらためることで予防することができます。食全体が欧米化していることにくわえ、外食やインスタントの食事に頼っていると糖質や脂質を摂り過ぎることになり、高血圧・高血糖、そして糖尿病へと至る原因となるのですから、その逆の食生活をこころがければ良いのです。糖質や脂質は必要な分だけ摂るようにし、全体のカロリーも過剰にならないように計算し、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富な野菜などを中心にした食事を摂るようにすれば糖尿病の予防はばっちり。くわえて適度な運動もするようにすれば、高血圧や高血糖とは無縁のからだをつくることができます。

しかし、このように文章にすればかんたんなことのように感じられますが、実際に食事の内容や日々の生活スタイルを変えるのはかなりむずかしいことです。頭ではわかっていてもどうしてもおいしいものを食べたくなってしまいますし、仕事が忙しければ運動する時間も体力も残らないでしょう。我慢したり無理をすることでストレスがたまればそれもまたからだへ悪影響をおよぼします。

つまり、生活スタイルの改善というのはシンプルでわかりやすいけれども実際に行うと難易度の高い予防法なのです。そこで、なかなか生活習慣を変えられない方でも糖尿病を予防できるよう、薬の効果をたしかめる実験などが日々行われています。

糖尿病を3ヶ月で克服した方法はこちら。

肥満型の糖尿病予備軍の人に効果的!「メトフォルミン」

アメリカのミシガン大学が中心となった研究グループの検証であきらかになったことですが、糖尿病の予防には「メトフォルミン」という薬が効果的だそうです。

この研究では、糖尿病の予防に対し「生活改善」そして糖尿病の薬「メトフォルミン」の両者が有効かどうかを検証しました。その結果、生活改善はすべての人に対し効果的でしたが、メトフォルミンは糖尿病の発症リスクが高い人にのみ高い予防効果があることがわかりました。

メトフォルミンの具体的な効果は、「肝臓の糖生成の抑制」「末梢組織での糖利用の促進」「腸からの糖吸収の抑制」の3つです。この作用で血糖値を低下させるので、からだに対する負担もあまりなく、血糖値をコントロールするための薬として幅広く利用されています。

このメトフォルミンはかなり安価な部類に入る薬で、健康保険証が使えれば1日分およそ8円ほど、保険が適用されない場合にも1日30円ほどで服用できる計算になります。糖尿病まではいかないけれど血糖値などが高い「糖尿病予備軍」の人は薬に保険が適用されないことも多いので、こういった安価な薬はうれしいですよね。

インスリンが作用しない人のための「インスリン抵抗性改善薬」、食後高血糖を防ぐ「α=グルコシダーゼ阻害剤」

他にも糖尿病予防に効果的な薬として、「インスリン抵抗性改善薬」「α=グルコシダーゼ阻害剤」などがあります。

2型糖尿病では、インスリンの分泌が少なくなるタイプとは別に、インスリンは正常に分泌されていても肝臓などからだの組織の反応がインスリンに対して鈍くなっているために血糖値を下げられなくなっているタイプの症状もあります。この状態を「インスリン抵抗性」といい、からだの各組織の感受性を高めインスリンに対する反応を良くする薬が「インスリン抵抗性改善薬」なのです。食事や運動などに気を遣っていても血糖値が下がらない場合はインスリン抵抗性による高血糖の可能性が高く、そういった人に効果的な薬です。

「α=グルコシダーゼ阻害剤」は、食後の糖質の分解を抑え、消化・吸収をゆるやかにすることで食後の血糖値が急上昇することを抑える薬です。インスリンを分泌するはたらきが低下している場合、急に血糖値が上昇するとインスリンの分泌が間に合わず、高血糖の状態が続いてしまいます。血糖値の上昇をゆるやかにすることで、インスリンの分泌が間に合い、正常に血糖値が下がるようサポートする薬です。

糖尿病の薬は糖尿病予防にも効果がある!

こういった薬は、実際に糖尿病になった場合それぞれの症状に応じて処方されるものです。ですから糖尿病と診断された患者さんには保険が適用されますが、いまだ糖尿病にまでは至っていない人に処方される場合保険の適用外となってしまいます。

ですが、こういった薬が糖尿病予備軍、またそこまでひどくはないとしても高血糖などの症状が見られる人にとって効果的であり、糖尿病の予防に役立つことはたしかです。自由診療で処方してくれる病院もありますから、食生活や運動不足の改善だけでは効果がない、また生活を変化させる自信がないという人は試してみるのも良いでしょう。

まとめ

□ メトフォルミンは糖尿病の発症リスクが高い人にのみ高い予防効果がある

□ インスリンに対する反応を良くする薬が「インスリン抵抗性改善薬」

□ 食後の糖質の分解を抑え、消化・吸収をゆるやかにすることで食後の血糖値が急上昇することを抑える薬が「α=グルコシダーゼ阻害剤」

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